読みの速度は、発音から

先日、韓国語教室の生徒さんから聞いた事。

「どうしても聞き取れない。」

書かれてあるハングルを読んで初めて意味が分かる。

書かれてあることは何とか理解できても、聞き取りができない。

 

この方は日本でネイティブの先生のもとで勉強してもいたけれども、

なぜか「聞き取れない」と悩んでいたそうです。

 

でもこれ、私にも覚えがあります。

韓国に暮らしていれば、いつのまにか聞き取れるようになると思っていたのに、

ニュースになると途端に聞き取れなくなるんです。

書かれてある新聞とかは辞書さえあれば理解できるけど、

アナウンサーが話し出すとお手上げ。誰もが早口で喋っているように聞こえました。

学校や日常生活は、知っている範囲のことだけで成立してしまうけれど、

ニュースなどの日常から一歩離れただけで、外国人の私にはなすすべがなかったです。

ただ、私の場合は韓国ワーキングホリデイで基本的にアルバイトしながら、

耳で韓国語の基礎を学んで行ったので、発音変化のルールを自然と身につけた感じです。

それでも、実は発音の仕方が異なっていたということが未だにあります。

勝手に間違った(標準語でない)発音を身体に覚えこませてしまっていたんですね。

 

韓国語を学ぶ上で大事なことは、

韓国語は、ハングル表記、文法、発音が三位一体となって初めて上達すると思います。

 

だから聞き取りで、あぁ、これは表記通りに読まないのだ、と気がつけないと苦労してしまいます。

その気づきは、人から教えてもらっても良いし、自分で気がつくのでも良い。

人それぞれだから気づきのきっかけは色々で良いと思います。

自分で気が付けるから優秀というのでもないし・・・

 

もし、韓国語を学ぶのであれば、発音をきちんと教えてくれるところに行くことをお勧めします。

 

例えば、発音をきちんと学ばずに上級者になって韓国語のニュースを題材に勉強したとします。

ニュースの原稿を表記通りに読みます。

アナウンサーに合わせて読んでみます。

すると、ついていけないんです。

原稿を何度も読みこんで、顔の筋肉がプルプル震えるほど読みの練習をしても、表記通りだけの発音だとアナウンサーの速度についていけないんです。

速度についていけないということは、聞き取りも完璧でなくなるということですね。

 

人間不思議なもので、一度こうと思うと、こうだと思い込むことが多いです。

 

だから、例え目の前の韓国人の友人が自分とは異なる発音を発していても、気がつかないことが多いです。

 

 

職業、制度、概念、翻訳について

先日、韓国語を教えている生徒さんから質問をされました。

介護士は韓国語でなんというのですか?」

介護士・・・おや?出てこない。

漢字語でそのままハングルにすれば、'개호사'

でも、韓国にいた時に'개호사'という単語を聞いた覚えがありませんでした。

それは、私が韓国にいた時に福祉関連のことを話したり聞いたりした経験がないから。

留学時に学校の教科書で学んだり、友人と話したりして覚えた職業といえば、

회사원(会社員), 간호사(看護師), 의사(医者), 치과의사(歯医者), 기자(記者),

선생님(先生), 교수님(教授), 공무원(公務員), 배우(俳優), 가수(歌手),

직원(職員), 판매원(販売員), 점원(店員)

こんな感じの一般的なものだけ。

でも、日常的に自分がいる環境ではこれで事足りていました。

介護士などになると福祉の専門的な分野になるから、韓国でそのような分野で関わったことはありませんでした。

もちろん、日本では関わった経験があるので知ってはいます。

留学当時ですでに韓国で高齢化社会が進んでいて、老人の孤独死などが問題になっているのをニュースで見たり聞いたりしていました。

一人暮らしの老人を'독거 노인'と言うのを聞いた時、音だけで寂しい感じが伝わると印象に残っています。

 

前置きが長くてすみません。

介護士を調べた結果、'요양 보호사'という職業が日本でいう介護士とのことでした。

ちなみにヘルパーとなると、施設では'보조원'というそうです。

 

「日本でいう」というのはつまり、福祉の制度が日本と異なる面があるため、全く同じとは言えない場合があるからです。

制度というものは前例にならったり改善したりされて制定されるようなので、

全く同じになることもあるし、少しずつ国ごとに臨機応変に変えられたりもします。

介護について言えば、日本は超高齢化社会なので韓国で結構見本になっているようでもあります。

 

調べる過程で、老人ホームなどもインターネットで検索して見たら老人ホームは日本特有の名称のようで、研究報告がいくつかありました。

 

ここで、私が言いたいことは何か。

母国語を含む会話(翻訳や通訳などの仕事を含む)で最も重要なことは、

自分の知識や経験を表現する能力ではないかということ。

 

それが仕事になると尚更です。

以前、工具メーカーに勤めていた時に通訳として会議に出席したことがありました。

通訳者としての結果は反省点がとても多かったのを覚えています。

工具について、開発進行具合、テスト報告書等、綿密に下調べもしたのですが、

それがなければより惨憺たる結果になっていたでしょう。

 

韓国語は直訳に近いから簡単だと思われる方も多いです。

実際にそういう面も多くあります。

でも、韓国語はやはり外国語で、日本だけの概念では通用しない表現が多くあります。

(私としては、それが面白いのですが・・・)

なので、通訳や翻訳する内容については十分な知識がなければ成立しません。

もちろん、母国語でもマニアなことを話すとお互いに理解が難しくなりがちですが。

重要なことは、辞書に書かれている翻訳を基礎として、そこから様々な表現パターンを蓄えること。

異なる概念を伝えるには、様々な表現を知る必要があります。

日本語にするなら、この表現が一番ぴったりでしょ!みたいな。

それを見つけたり表現できた時が、語学勉強の上で一番楽しい。

 

何を言いたくて書いていたのか忘れてしまいました。

 

とりあえず、語学学習は勉強というありきたりなイメージの縛りではなく、

自分の視野を広げてくれる豊かな知識という、

そんなものとして語学学習が学校でもできるといいですな。

뽕 パン!音のイメージ

うちの庭では桑の実?が豊作です。

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このオレンジの実は桑の実だと思います。

桑の実といえば、韓国ではとても愛されている果実の1つです。

よく大きな롯대마트やE마트で、

田舎に帰ったりお世話になっている方のお宅に呼ばれた時に

手土産で持っていくものとしてセット売られているのを見ました。

 

강원도に実家のある友達と一緒に강원도 영월に遊びに行った時のことです。

山に囲まれ、澄んだ河がすぐそばに流れている最高の環境でした。

NAVERなどで"영월 동강 레프팅=寧越 東江 rafting"で検索!

 

その友達の実家で初めて桑の実をいただきました。

私の家の庭のものとは違って、より深い紫色でした。

潰すと鮮やかな色の果汁が出てきます。

友達のお母さんが "먹어 봐, 몸에 좋으니까 많이 먹어."と勧めてくれました。

口にすると、甘い。

そして酸味がほのかに感じられました。

どうやら、この桑の実はちょっと高価なものらしいのです。

特に女性の身体に良い効能があり、漢方としても重宝されているようです。

 

ところでこの桑の実、韓国語で"뽕"(日本語で表すなら"ッポン!")ですが、

あとで知ったのですが、"뽕"というと、いろんな意味がありました。

1、桑の実

2、詰まったものが破裂するような語 ポン!パン!など

  おならが勢い良く出る音 プッ!も含む

  張り紙や障子の紙などに穴を開ける音 プス!

3、下着パッドなどを俗にいう

 

こんな風に色々ありますね。

この"뽕"という音から得られるイメージがこれだけある、

また、この音から得られるイメージこそ韓国語の特徴とも思っています。

 

韓国で語学学校に通った時、擬態語を学ぶのは上級クラスに入ってからでした。

こそこそ話す、チラリと見る、おならをプッとする・・・などの

音によって得られるイメージをつかむの事はとても難しい。

英語などでも、「ワンワン吠える」をbowbowと表現するので、

日本語の音(声)によるイメージ表現と外国語のそれには大きな違いがある。

 

で、私は思ったのです。

この擬声語のイメージや特徴を掴むことができて初めて上級クラスを超えたと言えるのではないか、と。

 

初めて延世大学語学堂に行った時に先生が言った言葉を思い出します。

"어머니, 오빠"の発音練習中でした。

"어머니"が"오머니"と発音されると、子が母親を呼ぶイメージにならない。

少し甘えるというか、子が母に対する情が感じられない、というか。

"어머니"はの音だから、子が母を呼ぶ音になると。

こんな風に言われたのを未だに覚えています。

また、

"오빠"が"오파"になると、もう全然可愛くないそうです。

ツバを飛ばすように強い音で彼氏を呼ぶのは可愛くない、と。

(私には正直ツバ飛ばそうが垂らそうが、おならしようが構わないのですが)

 

と、こんな説明を受けました。

 

世界にまだ文字がなかった頃、

音から得られるイメージを相手に伝える作業が多くあったと思います。

だから、音から得られるイメージを理解できるようになって初めて、

その言語や文化の核となるものを理解できるようになるのかもしれません。

言葉は字面ではなく、音として発して、あるいは何か別の形で表現されて他者が認識できて初めて活きるのではないでしょうか。

 

でも、これってすごく難しいことですよね。

しかも、人によって音のイメージが異なることもある。

ただ、言語によって共通の音のイメージというのは決められています。

まずは、そこを掴めるようになりたい。

 

上級クラスで初めて本を買ってみました。

最初は小説だったのですが、小説はなんとか読めます。

問題は、絵本などの児童書。

なんとも豊かな音の表現がたくさん出ています。

でも、意味やイメージを身体的につかむことがとても難しかった。

正直いうと今でも児童書を読むことは難関だと思います。

 

音のイメージ、これは外国語習得の上で最難関課題の1つですね。

 

アルバイトをしながら耳から言葉を覚える

ワーホリ時代を振り返ってみると、

韓国語で挨拶くらいしかできない私にとって

アルバイト先で従業員の方が日本語をできないということが

最高の環境だったと思います。

どうやって言葉を覚えて行ったのかをここで紹介します。

 

夜の居酒屋タイムが始まる前の4時くらいに出勤して

私 "안녕하세요~"

社長の奥さん(以下、언니) "안녕~"

언니 "청소하세요~"

私 "?"

 

こんにちは〜と挨拶をしたら、もう後は全ての言葉が通じません。

上記の会話は 언니が「掃除して」と言っていたのですが、

私には「掃除」の単語すら分かりません。

私に韓国語が通じないのを 언니は分かってくれているので、

手招きで掃除機を小さな押入れから取り出して、掃除機をかけてみせます。

そこで私は"청소=掃除"と初めて気がつきます。

 

その次、

언니 "테이블 닦아요"

私 "?"

언니がテーブルを拭く様子をみせてくれます。

私はそこで初めて「테이블 닦아요=テーブルを拭いて」と気がつきました。

1級だけだと、日常的によく使う簡単な動作の単語は学ぶ機会がほとんどありません。

とっても簡単なことのようで日常の詳細を言葉にすることは結構難しいものです。

 

こんな風に私はで言葉を覚えて行きました。

まるで小さな子供が一つ一つのことを覚えていくような感じですね。

언니の行動をじーっと見て、언니が私に布巾を手渡す。

私は、分かったというように頷く・・・

不思議なことに、

こういう時にはほぼ日本語でモノを考えていません。

*考えるという行為はほぼ言語=概念によって成立しているのではないでしょうか?

これについて、私は専門でもないので経験からの推測なので、ここまで( ̄∇ ̄*)ゞ

かといえば、韓国語も分からないので

頭の中は空っぽに近い。

で、今まで覚えた単語を反芻している。

もしくは、ひたすら覚えた行動=テーブルを拭く、ということを終わるまで続ける。

これ、きっと赤ちゃんと似ている脳みその構造になっていたのでは?

*これも私の経験からの推測なので、ここまで( ̄∇ ̄*)ゞ

 

まだ開店前の準備している間は良いです。

問題は、お客さんが入ってきた時。

私にとってはみなさん日本語の通じない方なのですが、

皆さんからしたら

韓国語の通じない外国人

この意識の差は結構大きいですね。

でも、韓国語が通じないのをほとんどのお客さんが意に介していませんでした。

当たり前のように、いつもの通り注文をする。

通じなければゆっくり話したり、指差しだとか分かるように伝える。

ただそれだけ。

私には、このような韓国人の対応がとても自然で良いなぁと

度量が広いなぁと感じました。

 

そんな韓国人のお客さんからも韓国語をたくさん学びました。

それは、次回書くことにします。

 

 

韓国ワーキングホリデイでアルバイト

2008年当時

韓国でアルバイトを探すのは簡単ではありませんでした。

私の場合、延世大学でも1級しか通わなかったので言葉もほとんどできません。

そのような状況だったので、

アルバイト探しに韓国旅行サイトの掲示板を利用しました。

 

韓国旅行サイト「コネスト」 https://www.konest.com

(久々に掲示板をのぞいて見たら、アルバイト求人情報をあげる人がまだいますね。)

 

2008年当時、外国人のアルバイトは時給₩4,500~5,000が相場でした。

今では日系チェーン居酒屋のホールで時給が₩7,000が平均のようです。

 

 

物価も東京とほぼ変わらないほど上がってしまっているので、当然ですね。

 

ちなみに、韓国では学生や労働者が最低賃金1万ウォン(時給)を求めています。

 

観光や短期留学だけでは気がつきにくいですが、

韓国でも日本と同様に生活苦や就職難が深刻な問題です。

日本でも、最低賃金1,500円(時給)が求められていますね。

 

ちなみに、私がアルバイトしたのは日系とんかつ専門の和食居酒屋。

収容客が最大で40人くらいの小さなお店。

社長(厨房)と奥さんと厨房手伝い1人。みなさん韓国人。

面接では、時給など簡単な条件だけをやりとりしただけ。

奥さんが自分を指して「언니라고 부르면 돼요」と言ったのを覚えています。

언니 しか意味はわからなかったのですが、「언니,언니」と奥さんが自分を指すので、

社長の奥さん(当時推定40歳くらい)を 언니 と呼べと...と、かなり印象に残っています。

それで大丈夫か?と言われかねませんが、

言葉は通じなくとも、信頼してやれるような感じがありました。

書面などの契約などはなし。

もし相手が悪ければ、給与未払いなどが発生しても泣き寝入りになることもあります。

でも私は運が良かったです。

お店の経営状況も悪くなかったので、給与未払いもなし。

 

社長や奥さんも日本語を話せない。

それが私にとって最高の環境でした。

 

留学して言葉を学ぶこと

大学の付属機関で外国人もしくは海外在住の韓国人が韓国語を学べる学校があります。

よく大学名に語学堂とか韓国語言語教育院とか付けられているところですね。

基本は1級から6級まで。

1学期は約2ヶ月半。2ヶ月半で1級分を学びます。

順調にいけば1級から6級(最上級)までを最短1年6ヶ月で学ぶことができます。

レベルを非常に大雑把に言えば、

1級は初級。

2級と3級を学べば日常生活に支障なし。

4級は大学進学を目指す人が準備するレベル。

5級6級は大学に入っている人が大学の授業についていけるよう下地を固める手助け。

7級とか研究班は、大学もしくは大学院に通う学生に小論文を書いたり、研究発表などの手助け。

 

私の場合、

ワーキングホリデイ期間に延世大学語学堂で1級だけ学校で学びました。

ワーホリの残りの期間は、アルバイト三昧、遊び三昧。

ワーホリ帰国後に2年半ほど?日本で働いて、

2011年冬から語学留学ということで韓国に飛びました。

その時はソウル大学言語教育院で4級のクラスから始めました。

アルバイトをしながら2級とか3級レベルの語学力が身についていたのですね。

(*アルバイトしながらどうやって言葉を覚えたかはまた別の機会に書きます。)

 

ただし、これは大学時代の(韓国語とは異なるジャンルの)恩師の受け売りですが、

1級を学んでいる間は、

1級の実力をもっていません。

1級を修了してから、1級で学んだことを使いこなして初めて1級の実力になります。

たとえ6級や研究班などを修了したとしても、修了した後にどれだけ学んだことを

日常で実践していくかが韓国語能力の実力につながります。

だから、私のように韓国に留学して研究班の過程を修了した経験があるとしても、

その実力がすぐにあるとはいえないと思います。

 その実力評価のためにTOPIK(韓国語能力試験)などがあるのでしょうが、

テストで評価をもらっても、それが実戦で使いこなせるかがもっと重要ですね。

 

私は韓国での語学留学を終えて帰国し、

運良く韓国語を少しは活用できる仕事に就く事ができました。

でも、電話で韓国人の営業マンと話すなかで分かったことは、

 

私の韓国語能力は仕事に使えるレベルのものではなかったという事です。

 

実はそれは当然の事でした。

私が韓国留学中に上級レベルで学んだことを、仕事を通して身につけていくという作業、もしくは訓練をしていないから。

上級レベルを修了した後に韓国での就職も考えたのですが、

あまりにも実力の無さが分かったので、韓国の大学院に行くことも考えました。

ただ、色々な事情によりそれを実現することはできませんでした。

 

 

ちなみに、私が韓国にいた間にしたことと言えば、

旅行したり映画見たり美味しいもの食べたり見たりお喋りしたり勉強したり。

いわゆる社会人としての労働や社会的責任を問われる環境にはいませんでした。

覚える言葉や概念も、自分が体験している世界の枠のものしか知り得ないのでした。

でも、色々と韓国で経験したことは確実に私に新しい概念や感覚を与えて、

視野の幅が広がって今に活かされています。

 

ただ、仕事として責任を問われる環境での表現力が身についていなかっただけ。

もし、留学を考えている方でしたら、上級レベルを修了した後、

上級レベルで学んだことを実戦で使う訓練のできる環境に行くことをお勧めします。

留学したらなんでも話せるわけではありません。

 

ちなみに下の写真は해남 땅끝마을 の미황사です。

韓国朝鮮半島の一番先っちょにあるお寺さんです。

このお寺さんの静かでしっとりした雰囲気がとても素敵でした。

こんな感じで過ごしていたので、

韓国の自然や人の生きる環境や歴史などを堪能する事ができたと思います。

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안녕하십니까? 発音が難しい。

初めて韓国に行った時

全く韓国語が分かりませんでした。

가나다라마바사아자차카타파하

かろうじて読めたくらい。

韓国に行ってもお金がないからアルバイトしなくては生活ができない。

アルバイトしたくても言葉が全く分からない。

せめて、簡単なものくらいは分からなくては!

ということで、

연세대학교 한국어학당に通うことにしました。

もちろん、韓国に行く前に学校の申請しています。

 

初めて学校に行って驚いたこと。

日本語話者が多い。というか、多すぎる。

日本人だけではなく、学生自体がとても多かったのですが。

学校では日本語、英語、中国語が飛び交っていました。

一応、学校の敷地内では韓国語オンリーというルールはあるのですが、

初級クラスは特に母国語での会話で情報のやり取りが多くありました。

現在は分かりませんが、当時は1クラスに大体15人〜20人くらい。

そのうち5人程は日本人、もしくは在日コリアンなので日本語話者が多い。

私としては、どっぷり韓国に浸かれないため、何となく不満足感がありました。

でも時間が経つにつれて仲の良い友達もできて、それなりに楽しく過ごしました。

そして無事に1級(超初級)の3ヶ月間はクリア。

(*語学堂は基本的に1学期が約2ヶ月半。1学期で1級分を学びます。)

で、次のレベルの2級に進級するかどうかの時に、私は決めました。

日本語話者の多い学校で学んでも、井の中の蛙

学校で良い成績を修めても、井の中の蛙

とにかく、韓国で暮らす醍醐味が感じられない。

お金もないし、早くアルバイトしたい。

と、いうことで2級に進級せず、アルバイトを探すことにしました。

アルバイトしながら言葉を学べばいいではないか、と。

(*アルバイトを探すのもなかなか大変です。)

でも、やっと採用されたアルバイト先で分かったこと。

안녕하십니까?

言ってるつもりでも、通じなかったのです。

안녕하세요? と言い直しても何かが違うと言われました。

バイト先の社長から何度も「아니 아니,"안녕하세요"지~안 돼~」と言われました。

通じているのは学校の中だけだったのです。

つまり、学校で教える先生と外国人のクラスメートだけに通じていた。

外に出ると、発音がうまくできていないという事がわかりました。 

なぜか?

それは、学校では発音を徹底的に教えていないから。

文法が優先になっていて、発音はよっぽどでなければ指摘はされません。

違和感はあっても何となく通じるから、多めにみてもらっていたのでしょう。

韓国語には発音の変化するルールがあります。

韓国語の音には日本語にはない音がいくつかあります。

それにパッチムや連音化などがあるので、

いくら文法の順序が日本語とほぼ同じだとはいえ、発音がうまくできていないと

なかなかすんなり言葉が通じません。

なので、日本語にはない音を聞き取る事ができていませんでした。

聞き取る事ができないということは、その音を発する事が出来ないという事ですね。

これから韓国語を学ぶ方へ、もしくは学んでいる方へ、

韓国人の発音をよーく注意深く聞いてください。

書かれているハングルの表記通りには発音していません。

これ、とても大事なことです。

안녕하세요.

この「こんにちは。」をきちんと発音できている方は実は少ないと思います。

アニョハセヨではないのです。