뽕 パン!音のイメージ

うちの庭では桑の実?が豊作です。

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このオレンジの実は桑の実だと思います。

桑の実といえば、韓国ではとても愛されている果実の1つです。

よく大きな롯대마트やE마트で、

田舎に帰ったりお世話になっている方のお宅に呼ばれた時に

手土産で持っていくものとしてセット売られているのを見ました。

 

강원도に実家のある友達と一緒に강원도 영월に遊びに行った時のことです。

山に囲まれ、澄んだ河がすぐそばに流れている最高の環境でした。

NAVERなどで"영월 동강 레프팅=寧越 東江 rafting"で検索!

 

その友達の実家で初めて桑の実をいただきました。

私の家の庭のものとは違って、より深い紫色でした。

潰すと鮮やかな色の果汁が出てきます。

友達のお母さんが "먹어 봐, 몸에 좋으니까 많이 먹어."と勧めてくれました。

口にすると、甘い。

そして酸味がほのかに感じられました。

どうやら、この桑の実はちょっと高価なものらしいのです。

特に女性の身体に良い効能があり、漢方としても重宝されているようです。

 

ところでこの桑の実、韓国語で"뽕"(日本語で表すなら"ッポン!")ですが、

あとで知ったのですが、"뽕"というと、いろんな意味がありました。

1、桑の実

2、詰まったものが破裂するような語 ポン!パン!など

  おならが勢い良く出る音 プッ!も含む

  張り紙や障子の紙などに穴を開ける音 プス!

3、下着パッドなどを俗にいう

 

こんな風に色々ありますね。

この"뽕"という音から得られるイメージがこれだけある、

また、この音から得られるイメージこそ韓国語の特徴とも思っています。

 

韓国で語学学校に通った時、擬態語を学ぶのは上級クラスに入ってからでした。

こそこそ話す、チラリと見る、おならをプッとする・・・などの

音によって得られるイメージをつかむの事はとても難しい。

英語などでも、「ワンワン吠える」をbowbowと表現するので、

日本語の音(声)によるイメージ表現と外国語のそれには大きな違いがある。

 

で、私は思ったのです。

この擬声語のイメージや特徴を掴むことができて初めて上級クラスを超えたと言えるのではないか、と。

 

初めて延世大学語学堂に行った時に先生が言った言葉を思い出します。

"어머니, 오빠"の発音練習中でした。

"어머니"が"오머니"と発音されると、子が母親を呼ぶイメージにならない。

少し甘えるというか、子が母に対する情が感じられない、というか。

"어머니"はの音だから、子が母を呼ぶ音になると。

こんな風に言われたのを未だに覚えています。

また、

"오빠"が"오파"になると、もう全然可愛くないそうです。

ツバを飛ばすように強い音で彼氏を呼ぶのは可愛くない、と。

(私には正直ツバ飛ばそうが垂らそうが、おならしようが構わないのですが)

 

と、こんな説明を受けました。

 

世界にまだ文字がなかった頃、

音から得られるイメージを相手に伝える作業が多くあったと思います。

だから、音から得られるイメージを理解できるようになって初めて、

その言語や文化の核となるものを理解できるようになるのかもしれません。

言葉は字面ではなく、音として発して、あるいは何か別の形で表現されて他者が認識できて初めて活きるのではないでしょうか。

 

でも、これってすごく難しいことですよね。

しかも、人によって音のイメージが異なることもある。

ただ、言語によって共通の音のイメージというのは決められています。

まずは、そこを掴めるようになりたい。

 

上級クラスで初めて本を買ってみました。

最初は小説だったのですが、小説はなんとか読めます。

問題は、絵本などの児童書。

なんとも豊かな音の表現がたくさん出ています。

でも、意味やイメージを身体的につかむことがとても難しかった。

正直いうと今でも児童書を読むことは難関だと思います。

 

音のイメージ、これは外国語習得の上で最難関課題の1つですね。