発音は体で覚える

ご新規の生徒さんとの授業でのこと・・・

韓国語の基礎は学んだことがあるという生徒さんでしたが、

発音を基礎からやり直したいとの希望でしたので、初級から授業スタートです。

 

そして初授業で、生徒さんのご友人も一緒に同席されました。

ご友人が教室に入っていらした時

(º–º) おや?

お宅様はもしやこの雰囲気は・・・・

(º口º;三;º口º) 非常事態発生

はい、韓国の方でした。

ちょっと焦りました。

韓国語を学んでいる方はご存知のように、

授業の最初はどこでもハングルの読み方(発音)を学びます。

韓国人の前で韓国語の発音を教えるというのは、なんだか、どうしていいんだか。

でも、大丈夫。

私の母語は日本語ですし、それを自分で認識した上で、

日本語話者として韓国語を学ぶコツなりを教える立場ですから、良いんです。

ネイティブではありません、むしろそれが売りなんです。

ということで、開き直って授業スタート。

 

結構、面白かったですね。

韓国のご友人は日本語は話せない方で、観光で遊びに来た方だそうです。

CDで発音を聞いて、繰り返して、ご友人にも発音をしてもらったりしながら。

 

日本語母語話者の私たちには、母音で言えば、下記の発音が難しいです。

어 오、애 에、왜 웨 외

母音の場合は、口の形をよく見て発音練習するのが良かったです。

애 에の違いは、口の開き方が違うと説明したら、友人の方が「あぁ、本当だ」と。

정と어디を発音してみたらは確かに横に伸びている」と。

 

問題は、왜 웨 외 ですね。これはご友人も同じで区別していない、と言っていました。

生徒さんが昔に習った時も区別はない、と言っていました。

確かに、日常的に音を明確に区別しているようには聞き取れません。

でも、厳密には違う音なんだと思います。

ご友人の方に 왜 웨 외 を発音してもらったら、似ているけれど

音を発する時の口の形が若干違いました。

やはりハングルですね。

왜 は最初に 오の口の形でした。

웨 は 우の口の形です。

외 は 오の口の形。

 

次に、濃音の練習。

これは、

発する前にちょっと喉に力を入れて我慢してから、ポン!と発するイメージ。

だから少し音のトーンも高くなりやすい。

練習あるのみですね。

 

そして、パッチム練習。

ㄱ,ㄷ,ㅇの音の止め方の違いは、舌の使い方が違いますね。

パッチム音は、「カ」の音を発しようとする時の舌の位置で音が止まる。

パッチム音は、「ナ」の音を発しようとする時の舌の位置で音が止まる。

パッチム音は、喉の奥で「ング」の下の動きがある。

言葉にすると難しいですが、実際にやって見ながらすると分かる。

そして、あとは練習あるのみ

 

韓国のご友人は、これを見て「신기하다」としきりに言っていました。

母語の発音というのは認識しながら発する者ではなく、

無意識のうちに発せられるものとなっています。

改めて発音の成り立ちなどを、目にしてみると、やはり「신기하다」と思わずにはいられないでしょう。

私はハングルの発音の違いを意識するようになって初めて日本語の発音について意識するようになりました。

外国語を習うということは、自分の母語についても知るということですね。

もちろん、言葉だけではなく学ぶほどに、その国の根っこの深〜い部分も理解していきます。そしてそれが面白いわけですね。

 

ちなみに、韓国語の練習で、発音練習すると肉体的疲労があります。

韓国語は日本語と異なって、全体的に前に音が出ます。

だから、日本語と違う筋肉を使っているのだと思います。

私も毎日?は無理としても、できるだけニュースアナウンサーのモノマネをします。

すると、もう息切れしてしまいます。

生徒さんも、初めての授業でたくさん発生して「疲れた〜!」と笑っていました。

 

教室では、思い切って音を発して、体で発音を覚えていきましょう。